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4-1 縁起1
 
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 3ー5、長かったですが、きちんと読みましたか? 同じことをクドクドと・・・と読み飛ばしていませんか?
 
 釈尊の教えは、言葉で読むと、とても簡単なものなのです。それは、理解する教えではなく、実感する教えだからでありまして、実感するのはとても難しいのであります。
 
 だからこそ、釈尊は「さとり」を得られた時に、法を説くことを躊躇されたのだと思います。
 
 縁起の法は、釈尊の教えの中心、核心であり、もっとも重要な反面、理解し難くいものだと考えております。どれくらい難しいかと申しますと、増谷文雄著「阿含経典による仏教の根本聖典(以下聖典と略記)」大蔵出版の29頁に次の様な記述があります。
 
「わたしがいま証得したこの法は、はなはだ深くして見がたく悟りがたく、微妙にして思念の領域を超え、深妙にして賢者のみよく知るべきものである。
  (運営者略)
 かかる人々には、この縁起の理(ことわり)は見がたく、この涅槃の理(ことわり)は悟りがたいであろう。
 
 もしわたしが法を説いたとしても、人々はわたしの言うことを了解せず、私は疲労困憊するのみであろう」
 
 縁起とは、この様に、実感として受け止められる様に理解するのはとても難しいと思われます。根本聖典の30頁には、
 
「いま、われ、甘露の門をひらく。
 耳ある者は聞け、古き信を去れ (後半略)」
 
とあります。私の考えでは、耳ある者は聞け(理解できる者だけが理解せよ)。逆説的には、理解できない者は聞かぬでもよい・・・。と採れるのであります。
 
 何故ならば、理解できず誤解されたのでは、説かれた法が誤解されたまま伝播し、誤解のみが世間に広まってしまうと思うからです。理解できる者よりも誤解する者の方が圧倒的に多いだろうことは、最初の引用文から想像できますからね。
 
 そんなわけで、勿体付ける様ですが、縁起の法を説明する準備を長々としてきたわけであります。
 
 では、縁起の法を、字面だけ、紹介します。今回は字面だけです。語句の意味を辞書で引いて、分かったつもりにならない様に、注意しましょう。本当の意味は、とても深いのですから。
 
1:無明  があるから 行  がある。
2:行   があるから 識  がある。
3:識   があるから 名色 がある。
4:名色  があるから 六入 がある。
5:六入  があるから 触  がある。
6:触   があるから 受  がある。
7:受   があるから 愛  がある。
8:愛   があるから 取  がある。
9:取   があるから 有  がある。
10:有  があるから 生  がある。
11:生  があるから ↓  がある。
12:老死、憂、悲、苦、悩、絶望  (がある)
 
  四聖諦を思い返しながら、上の12縁起の意味を考えてみましょう。

 

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