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3-2 四聖諦2
 
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 釈尊の示された、四聖諦を説明しています。
 
 四聖諦の一:苦の真理
    の二:苦の集(おこり)の真理
    の三:苦の滅の真理
    の四:苦の滅への道の真理
 
 が四聖諦の項目であります(「大蔵出版 増谷文雄著 仏教の根本聖典(以下根本聖典と略す)」より)。苦の真理の内容は、前回記しました。次に、苦の集の真理を説明しましょう。
 
 苦の集(おこり)の真理とは、分かり易く表現すると、欲求を満足させようとする心(これを渇愛といいます)が苦をもたらすというものです。
 
1:欲求を満足させようとするから、満足されない場合に苦が生じる。
2:欲求には満足されないものが多いので、苦ばかりが増す。
3:満足できた欲求は、更なる欲求を生み出すので、結局 1 、2 が発生する。
 
 この様な理屈で、結局、満たされようが、満たされまいが、欲求は苦をもたらすという結論に達するわけです。
 
 満足した状態を維持すれば良いとも考えられますが、それは無理だそうです。なぜなら、この世は無常で、常に変化しているからです。
 
 ここで注意されたいのは、この欲求が輪廻をもたらすということであります。
 
 欲求を満足させようと、我々凡夫は日々活動しているわけでありますが、この欲求は、死んでも無くならないのです。
 
 だから、欲求がある限り、死んでも欲求を満足させようとして、この世に生まれ出て来るわけであります。
 
 これを、専門用語で「輪廻転生」という訳ですね(注1)。
 
 
 ここまでを確認しますと、
 
(生死に拘わらず)私を取り巻く世界は苦であった・・・「苦の真理」
苦は、欲求を満たそうとする心から生じることが分かった・・・「苦の集の真理」
 
となります。さて、次回は、三番目の「苦の滅の真理です」
 
注1
 前世やら、死後の世界、来世を想定するのでオカルトっぽいですが、今の人生以外には、深入りする必要はありません。
 
 前世、死後の世界、来世が、有ろうと無かろうと、修行できるのは今しか無いわけです。
 
 前世、死後の世界、来世の存在については、修行が進めば自ずと分かってくる時が来ます。逆に言えば、修行がある段階に達しないうちは、どんなに考えても、言葉で説明しても分かりません。今、云々しても仕方がないのであります。
 
 釈尊の説かれぬことは、説かれぬままに受持しなさい。という内容のことを釈尊は、毒箭の譬喩(中阿含経221箭喩経)として説いておられます。根本聖典にも、236頁〜に載っております。興味のある方は参照下さい。
 

 

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