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2-2 基礎の効用
(この部屋は、番号順にお読み下さい)
片手を上げ下げしながらの座禅、続けていると、腕が疲れますよね。慣れてきたら、腕の動きを小さくしたり、腕の代わりに指を用いたりすると良いでしょう。
自分で工夫を加えながら続けましょう。 継続は力なり です。
筋肉の鍛錬と同じで、心の鍛錬も、いきなり強くはなりません。続けることが大切です。
禅の目的は、心を制御することと、心を意識のより深い所(注1)に安定して留まらせることです(禅定)。
そのためには、心を制御する力を培わなければなりません。
では、何故、心を制御して、より深い所にに安定して留まらせる必要があるのでしょうか。それは、「さとり」に向かうためです。
「さとり」とは、心の状態のことである。と以前に記しました。例えるならば、子供の心が、大人の心に成長する様なものです。
子供は大人に比べて、心に落ち着きがなく、考えが浅く、思慮分別がありません。即ち、制御されていないのです(当たり前ですけれど)。
「さとり」に向かう修行とは、落ち着きがなく、考えが浅く、思慮分別のない、制御されていない、私たち凡夫の心を、修行によって、仏の心に成長させること、と言い換えても良いでしょう。
釈尊の教えは、言葉で読むと、とても平易です。簡単に出来そうに思えてしまいます。でも、やってみると、とても難しいものです。
実践の困難さを経験してから読み返すと、釈尊の教えは、深く、難しいものだと気付きます。おそらく、修行が進めば進んだだけ、釈尊の教えもより深く、より難しいものに変化して行くでしょう。
釈尊の教えの認識が変わっていくこと。これが、成長の証かも知れません。
先は長いですが、先ずは第一歩から、の座禅です。
1 腕(指)を心で観ます。
2 腕(指)の動きを心中で唱えます。
3 唱えた動きに従って、腕(指)を動かします。
4 動いている腕(指)を心で見続け、唱え続けます。
注 観る、唱える、動かす、の、いずれかが途切れたら、動きを止めて、仕切り直して再開します。
連続して30分程度はできる様に、訓練しましょう。
動きは小さくても構いませんし、腕でも指でも、構いません。やりやすい様に工夫して頑張りましょう。動きと言葉と観察が大切です。
この禅も、数日やったら次の段階へ進みましょう。
注1:意識の深い所・・・この表現が分からない方は、直接お尋ね下さい。
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