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2ー1 座禅基礎
(この部屋は、番号順にお読み下さい)
実践方法は、「座禅」と「考える」であります。
先ず、座禅の準備をしましょう。
座禅は、ただ座れば良いというものでもありません。禅定に至らなければ意味がありません。
そもそも禅には、座って行う「座禅」と、動いて行う「動禅」があります。
禅宗でよく用いられる言葉に、行住坐臥、というものがあります。仕事など、外で行動する時も、家の中にいる時も、座っていても、寝ていても、という程の意味でしょうか。
行住坐臥のいつでも禅を行ずる。理想としては、行住坐臥を禅定状態で過ごすことでしょうが、なかなか難しい(私にはとても無理)です。
ここで、禅定、という言葉が出てきました。
禅定とは、「禅」によって心をある集中した状態に安定させる、という意味だと理解しています。
これは、心の状態のことなので、体験してみないと解りません。
簡単な様で、難しいです。でも、だれでも出来ることだし、普段でも、意識出来ないだけで出来ているのです。
例えば、映画を観ている。
集中して観ていると、その間、話しかけられても聞こえず、空腹も感じず、目の疲れも、肩のコリも、時間すらも忘れてしまいますよね。人間の集中力とは凄いものです。
この、正に我を忘れて集中している心の状態が「定」に近い状態です。
我を忘れる程の心の集中を、意識的に行うことが「禅」であり、禅によって集中できた心の状態が「定」なのですね。
禅定に至るには、それなりの訓練が必要です。
禅は、動いていても、座っていても、即ち、行住坐臥に出来るのですから、訓練も、行住坐臥、いつでも出来ます。
禅の中でも「座禅」が主流なのは、これが最も行い易く効果的だからです。最初は座禅から入るのが、宜しいと思います。
修行は、どんな修行でもそうだと思いますが、奥が深いものです。深まるに従って、方法も変化して行きます。
ここで、もっとも入門的な方法を一つ紹介しましょう。
1 目を閉じます。
2 心で、右手を見ます。想像(イメージ)ですね。目は閉じたままです。
3 心で「右手が挙がる。右手が挙がる・・・」と唱えます。
口は閉じたままです。
4 ゆっくり右手を挙げていきます。1と2を持続させながらです。
5 15〜30秒程で挙げ終わります(時間はあまり気にしないで)。
6 心で「右手が下がる。右手が下がる・・・」と唱えます。
7 ゆっくり右手を下げていきます。2と6を持続せながらです。
8 15〜30秒程で下げ終わります。
9 次に左手で同様に。
右左右左を繰り返し、行います。但し、あまり力まない様に。
注意:
イ)修行中、右手を想像(イメージ)で見ていないことに気付いたら、手を止め、想像できたら、再び、手を動かします。
ロ)修行中、唱える言葉が消えたことに気付いたら、手を止め、唱える言葉に合わせて、再び手を動かします。
ハ)修行中、他のことを考えてしまったら、手を止め、2と3(6)を再開させて、再び手を動かします。
ニ)とにかく、身体を心で観る(イメージ)、
観たことを心の中で唱える、
観て、唱えた通りに、身体を動かす。
身体と言葉と意識(の動き)を一致させることが大切です。
呼吸法は考える必要ありません。行い易い様に行えば良いでしょう。
座禅の呼吸法は、意識して行うと難しいのです。ですが、先ほども記した様に、映画や読書などに集中している時には出来ているのですから、座禅ができれば、自然とできます。
マラソンする時でも、先に呼吸を整える人はいないでしょう。走っていれば、自然とマラソンに適した呼吸になるのです(ならない時には指導も出来ますが、走ったことの無い人には教えられませんよね)。
姿勢も、呼吸と同様なのですが、不自然な姿勢だと身体に負担がかかります。
20分や30分は笑顔で出来る姿勢が良いです。身体の力を抜いても保てる姿勢ですね。慣れて来ると、座禅の時間が長くなってくるので、座り方も徐々に訓練した方が良いでしょう。
座り方は、好ましい順に、結跏趺坐、半跏趺坐、正座、椅子、・・・寝る、となります。背筋が伸びないと、長続きしません。
それでは、早速やってみましょう。
パソコンに向かっているその姿勢で充分です。背筋を伸ばして目を閉じれば、もう座禅空間の出来上がり。あとは実行あるのみです。
最初は1分もたたないうちに、手が止まるでしょう。5分もしないうちに心が疲れて来ると思います。
運動と一緒です。最初は短時間から、徐々に訓練して行きましょう。
取り敢えず、一回を10分程度として頑張ってみましょう。2〜3日したら、次の段階に進みましょう。
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