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1 はじめに 仏教とは、今から2500年ほどの昔に釈尊によって説かれた教えであります。 仏教には大きく2つの系統があります。部派仏教と大乗仏教がそれです。 私の理解したところでは、部派仏教は釈尊が説かれた教えをそのまま実践しようとする仏教で、「自らの修行によって自ら悟ること」を目的とした仏教です。 大乗仏教は、「すべての衆生の救済」を目的とした仏教で、迷える衆生を救うための菩薩や明王など、衆生を超越(?)した方々が活躍しております。 日本で馴染みが深いのは部派仏教よりも大乗仏教だと思います。現在、冠婚葬祭でお世話になるお寺さんの殆どは大乗仏教の諸宗旨宗派の筈ですから。 大乗仏教は、部派仏教に伝わる釈尊の教えを発展解釈して成立した仏教です。成立の時期としては、1〜2世紀頃といわれています。 この部屋で私が著したいのは、仏教の歴史や哲学、教理等の学問的問題を云々するのではありません。 栄枯盛衰を繰り返し、継承、解釈、発展、分裂しながらも、約2500年もの長きに亘って伝えられてきた仏教というものは、何なのかを、私なりに表現してみたいと考えています。 |
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